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新しい保護

三寒四温とはよく耳にしますが、先日の火曜日の急な寒さに、何だか身体が付いていきませんでした。
そして、このところは、日中は半袖でも過ごせるような陽気で、桜も満開ですね。

雨の日も増えてきて、この先、梅雨時の犬の散歩を考えると、ちょっと憂鬱になります。

特に、コテツ君のお散歩です。
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最近は、より一層、頑固になってきたコテツ爺さんのお散歩は、我がまま全開です。

「こっちに行きたい」と引っ張るから、ではそっちにと行こうとすると、「やっぱりヤダ」と、立ち止まって動かなくなる。
「もう、帰る」と・・・、トコトコと自宅方面に向かって歩き出します。

そして、家に着くと、「やっぱりもう一回行く・・」と、くるっと、向きを変え、歩き出す。
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ん~・・そんなこんなで、本当に、コテツ爺さんのお散歩は時間がかかります。

雨の日に、部屋でレインコートを着せて、さて行こう・・とリードを引くと、
「ちょっと待って」と・・猫の近くに歩み寄り・・
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「行ってくるよ」とでも言っているのでしょうか・・・。
我が道を行く、コテツ爺さんです。



そして、この方・・・
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モモちゃんは、チラーヂンの服用を止めて、尿の色も少し濃くなってきました。
若干、尿量はまだ多いような気がするのですが、腎臓の数値は、今のところ正常なので、様子見です。

そうは言っても、甲状腺の数値は低いので、今後、定期的に数値を追っていくようです。
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元気はあるので、様子をみながら、薬の服用を考えていくことになりました。



さて・・数週間前、妹から、ある相談を受けました。
昔の友人が、猫のことで困っているとのことでした。


私の今の状況を見て知っている妹は、その話しを彼女に聞いた時に、「姉は今は、無理な状況だから」・・と、彼女の相談を断っていたようです。
ですが、結局、彼女のあまりに大変そうな様子を見兼ねたようで、言いにくそうに私に話しをもってきました。



話しを聞くと・・・

生活保護受給者の老人が緊急搬送され、そこに残された猫がいるという、良くある話しでした。
その老人というのが、過去にいろいろあって絶縁状態にある、彼女の実の父親でした。

病院からの知らせで、父親に会うと、自室に残した猫の話をしたそうです。
30年近く、絶縁状態の父親はともかく、猫は放置することはできません。

早速、猫の現状を確認し、それからは、ご飯とお水をあげ、トイレの掃除に毎日通っているそうです。

彼女は、団地住まいで、自身も数年前にある手術をしてから、今も、病気治療中で、この猫たちを引き取るなどは不可能なようです。

そして、彼女なりに、色々なところに相談したり、里親さんを探したりと、仕事の合間をみては、努力をしてきたようです。

父親という人は生活保護受給者で、病状は深刻です。
亡くなれば、その部屋は空けなければならず、その猫たちの居場所もなくなります。

かと言って、これまで室内で人に飼育されていたこの子たちを突然、外に出すなどできない・・と・・・


このような内容の相談でした。



そんな相談・・私としては・・聞いてしまえば、気になります・・・
そして、送られてきた、その子たちの写真を見てしまえば、当然、それは頭から離れなくなります。
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悶々としているより、まずは、現地に出向いてみました。
いつもの癖で、向かっている途中から、頭の中では、何とかする手段を考え始めていました。


オスの3匹にメス猫が1匹。

メス猫には子猫が4匹産まれ、授乳中でした。
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雄猫たちも、人に飼われていたので、慣れていました。
撫でさせるし、抱っこもできるようです。

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自分の中では、答えはほぼほぼ決まってはいるものの・・
何とか、救いたいと思うのですが、こちらは、猫は満杯状態で、受け入れができる状況にはなく・・

昨年末から、体調の悪い子が続き、医療費の支出が多く、資金の余裕もないし・・・
かといって、預かってくれるところもないし・・・保護猫が増える一方の今の状況だし・・・

と、まだ、往生際の悪いことが、頭の中でグルグルと・・・💦

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先の保証など、全くありませんが、はっきりしていることは、そこに行き場のない、人間に翻弄された「いのち」があるということ。

そして、状況は待っていてくれないということ。

時間のない案件なのは確かです。


彼女と猫たちの様子を見ながら、今迄の話しを聞きました。

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彼女は、数か所の団体さんに相談したそうです。

この時期でもありますし、どこも手一杯でギリギリで運営していることは承知しています。

そして、意識の低さも手伝って、安易に「動物愛護団体に丸投げしてしまえばいい」と考える人たちに対峙している憤りも理解できます。

しかし、きちんとお話しを聞いて、相手をよく知る努力をしてから、言動を考えないと・・・命が・・救えるはずの命が、救えなくなってしまうものだな・・と、話しを聞いていて、思いました。

というのは・・いろいろ相談する中でのやり取りの内容を聞いていて、えっ? と、思ったことがあったのです。

彼女は、相談を断られるだけでなく、会話の中で、彼女の人格まで否定するような文言もあったようで・・。

そんなことまで言われる必要があるのかと・・疑問を感じました。


彼女は、幼少の頃、母親が家族を捨てて、家を出て行ってしまったそうです。
そして、父親まで子供を残して蒸発してしまったのが、彼女が16歳の時。

そけから、16歳の彼女は弟と一緒に、必死に生きてきた・・・
そう、聞いていて「必死」という言葉が、リアルに響きました。

両親に捨てられた、この2人の子供の心情は想像を絶しています。
そんな彼女が、自分たちを捨てた父親が飼っていた猫だとは言え、どうして見捨てられるでしょう。


現地で、猫たちのことを話していた時に、
「頑張りすぎないで大丈夫だから・・一緒に、何とかしていこうよ・・」
と伝えると、彼女はポロポロと涙をこぼしました。

「ごめんなさい、人前で泣くなんて・・・」と言っておりました。
猫たちのためにと、あちらこちらに頭を下げ、随分と我慢して頑張ってきたのでしょうね・・。

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ある所は、十数万で、引き取ると言ってくれたそうですが、頑張って、かき集めても、お金が足りなかったそうです。

保護活動の大変さは、十分、分かります。
でも、、それが、どんなに大変な思いをして、活動してきたかを相談者に、滔々と、言う事でもないのではないか・・と、思いました。

まるで、彼女が、まったくの苦労知らずに生きてきた人で、安易に丸投げしようとしている、かのような物言いは、よろしくないと思いました。

相手の事をよく知らないのに、自分の方が大変で頑張っているのだと、人が傲慢になった時に、陥る落とし穴のように感じました。


保護活動をしていることって、そんなに自慢できることをしているのでしょうか・・・
何か、憤りを感じました。


活動が、続けられるということは、自分たちの力だけではないと思います。
どれだけ、周りに助けられ支えられているか・・・

そして、ご支援って「そんな動物たちを助けてあげて下さい」と言う方達が・・・
自分たちのできることとして、その想いを乗せて下さっているのだと思うのです。


ですから、保護活動を継続できていることは、それだけ、有難い環境にあるということなんですよね。
その有難いご支援を頂いているのですから・・・だから、こんな時・・・にと、思いました。


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相談した中には、
「避妊して、外に出せば地域猫になる」などと・・
安易な事を告げた団体さんもあったそうで驚きました。

無責任極まりない回答です。
聞いたときは、え?と、思わず声が出てしまいました。

そして、彼女が、なぜ私たちに、「外に出すなんてできない・・・」と言ったのかが、よく分かりました。

1か所ではなく、数件の団体さんにそう言われれば、そういうものなのか・・と思ってしまいます。
まして、地域猫なんて、彼女は、初めて聞く言葉なのですから・・。

そうやって、野良猫が増えていくことを、私としては容認しがたく感じました。
野良猫が減らないわけです。

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しかも、室内で・・曲がりなりにも人の手で飼育されてきた成猫を突然、外に出すなと・・・
私には、その行為自体が、虐待に思えます。


よくよくきちんと事情を聴いて、何か助ける手立てはないか、一緒に向き合ってみる工夫はなかったものか・・。
今回の周りの相談を持ちかけた所の対応を聞き、わが身に置き換え、改めて身を正す思いになりました。



さしあたって、彼女がそこに一日一回通って、餌と水とトイレの始末を行っていますが、その一室にいつまでも置いておけるわけでもありません。

とにかく、急がなければなりません。
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とりあえずは避妊去勢を含めた医療行為から始めて、保護をしたいと思います。

| 犬&猫 | 20:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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